印紙税とは何ですか？

香港における印紙税は、特定の種類の文書に課される税金です。これには、不動産売買契約、不動産賃貸契約、香港株式の譲渡が含まれます。印紙税は 《印紙税条例》 に基づいて規定されています。詳細は香港税務局（IRD）をご参照ください。

誰が印紙税を支払うのですか？

不動産の売買:
- 不動産売買における印紙税は、通常、買主または譲受人が支払います。
- 税額は、物件の対価または市場価値（いずれか高い方）に基づいて計算されます。
- 税率は、物件の価値や住宅用か非住宅用かによって異なります。

不動産の賃貸:
- 不動産賃貸における印紙税は、通常、貸主と借主が分担して支払います。
- 両当事者は賃貸契約書に対して印紙税を支払う義務があります。
- 税額は、年間賃料価額または賃貸期間中に支払う総賃料（いずれか高い方）に基づいて計算されます。

香港株式の譲渡:
- 株式譲渡における印紙税は、通常、買主または譲受人が支払います。
- 税額は、譲渡株式の対価または価値（いずれか高い方）の 0.1% の税率で計算されます。

印紙税はどのように計算されますか？

不動産の売買 (計算機)

2025年2月26日以降、スケール2の税率は以下のとおりです：

対価または価値（いずれか高い方） (whichever is the higer)		スケール2税率
超える	超えない
	$4,000,000	$100
$4,000,000	$4,323,780	$100 + $4,000,000 を超える部分の20%
$4,323,780	$4,500,000	1.5%
$4,500,000	$4,935,480	$67,500 + $4,500,000 を超える部分の10%
$4,935,480	$6,000,000	2.25%
$6,000,000	$6,642,860	$135,000 + $6,000,000 を超える部分の10%
$6,642,860	$9,000,000	3%
$9,000,000	$10,080,000	$270,000 + $9,000,000 を超える部分の10%
$10,080,000	$20,000,000	3.75%
$20,000,000	$21,739,120	$750,000 + $20,000,000 を超える部分の10%
$21,739,120		4.25%

不動産の賃貸

印紙税は賃貸期間に応じて変動します。計算された印紙税に $1 未満の端数が含まれる場合は、最も近い $1 に切り上げます。

期間		税率
不定または不確定		年間または平均年間賃料の 0.25% *
超える	超えない
	1年	賃貸期間中の総賃料の 0.25%*
1年	3年	賃貸期間中の総賃料の 0.5%*
3年		賃貸期間中の総賃料の 1%
工事費・権利金等（賃料支払いがある場合）		対価の 4.25%。賃料支払いがない場合は不動産売買と同じ税率
複本または控え		各 $5

*年間賃料・平均年間賃料・総賃料は最も近い $100 に切り上げる必要があります。

香港株式の譲渡

計算された印紙税に $1 未満の端数が含まれる場合は、最も近い $1 に切り上げます。

文書の種類	税率
香港株式の売買に関する契約書（売買契約書）	対価または株式価値の 0.1%（売り契約書・買い契約書それぞれに課税）
生前贈与による譲渡	$5 + 株式価値の 0.2%
その他の譲渡	$5

BSD税（バイヤー印紙税）【2024年2月28日撤廃】

BSD - Buyer`s Stamp Duty
対象 :
-香港永住者以外
-会社名義での不動産購入

BSD は、購入不動産の対価または市場価値（いずれか高い方）の 7.5% を一律に課税します。これは従価印紙税（Ad Valorem Stamp Duty）や SSD（該当する場合）に加えて課されます。ただし特定の状況では免除があります。

SSD税（特別印紙税）【2024年2月28日撤廃】

SSD は住宅不動産のみに適用され、以下の税率が課されていました：

保有期間	2012年10月27日～2023年10月25日に取得した場合	2012年10月27日以降に取得し、2023年10月25日以降に売却した場合
6か月以下	20%	20%
6か月超～12か月以下	15%	15%
12か月超～24か月以下	10%	10%
24か月超～36か月以下	10%	-